エコテックス(マーク)基準は、繊維製品が人間の健康に有害な物質を含有していないことを、
ドイツをはじめ世界17機関が加盟したエコテックス国際共同体によって証明するものです。
その中のエコテックス・スタンダード100が代表的な基準で、認証ラベルを発給しています。
エコテックス基準でいう有害物質とは主なものに重金属類、発ガン性物質、アレルギー誘発物質などがあり、
日本の有害物質を含有する家庭用品の規制や、ドイツのアゾ系染料の規制など、
いろいろな国の法律で規制されている物質やこれから規制されるべき物質について、基準値を作成して管理しています。
エコテックス・スタンダード100では、次の4つの基準で分類しています。
T 乳幼児製品
U 肌に直接接触しやすいもの
V 肌に直接接触しにくいもの
W インテリア製品
「乳幼児製品」に最も厳しい基準値が設定され、順次緩やかになっています。
エコテックス基準は、申請者にも自社の商品の品質保証体制を構築し、維持管理をするように規定し、
その維持管理の状況は、エコテック国際共同体によってチェックされています。
日本においては、(財)日本染色検査協会がエコテックス国際共同体のメンバーとして加盟し、
エコテックス国際共同体の日本国内における活動の窓口となっています。